生活の話

バリ島観光をもっと楽しむための服装のポイント!

服装ぐらいでバリ島観光をもっと楽しむなんてできるの?
そう思われるかもしれませんが、できます。
しかも思った以上に。

旅行中の服装については、他の外国人と違って日本人は常識をわきまえているので、特に注意した方がいいということもほとんどありません。
でもちょっとした服装の気遣いや、日本ではできない冒険をすることで、バリ島旅行はもっと楽しめるし、思い出深いものになります。

1 バリ島観光の服装

1-1 バリ島の気候と服装

気候

まずは気候のおさらい。
バリ島の季節は雨季と乾季に分かれます。
雨季は概ね11月から3月、乾季は4月から10月とどこを見ても書いてありますが、そんなに都合よくはっきりと分かれていません。

しかもここ数年は数ヶ月単位で変動しています。
今年、2020年の乾季は6月下旬になってやっと、という感じ。しかも一番涼しいはずの7月になっても気温はそれほど下がりません。雨も降ります。

こんな乾季は数年に一度くらいあります。
あの爽やかな乾季を楽しみに、乾季前の暑さをしのいだというのに!

去年の乾季は早い時期から気温が下がり、私達がバリ島移住してから一番涼しく長い乾季でした。
去年11月には入るはずの雨季も、結局今年の2月になってやっと雨が降り始めたという感じです。
お陰で雨季前の高温の時期がかなり長く続きました。

これは日本にも影響を与える、インド洋ダイポール現象のせいだと言われています。
詳しく知りたい方はこちら

このように気候変動もあって、何月だからこんな気候ということははっきりしません。
ただ一つ言えること、それはいつも暑い、ということです。

バリ島生活が長くなり暑さに慣れてくると、乾季の朝晩は肌寒く感じるし、靴下を履かないと辛い時期もありますが、日本から旅行に来た人はそこまで感じることはないと思います。

そうです、バリ島はいつも夏、そして暑いと思って間違いありません。

服装

バリ島旅行には普通の夏服で十分です。
乾季の朝晩は冷えることもあるので、長袖の上着を持って来た方がいい、とよく言われます。正しいですが宿泊場所によって違います。

南部のビーチエリアに宿泊される人は夏服で十分。それに飛行機の中は寒いので、皆さん羽織るものの一枚や二枚は持っていると思います。それで十分です。

レストランやホテルもオープンエアーのところが多いので、シンガポールのように、どこに行っても寒い思いをした、ということもありません。

1-2 基本のドレスコード

ドレスコードと言っても、バリ島は南国なので、観光なら基本的に普通の夏服でOK。
日本人の観光客はちゃんとした服装の人が多いので普段着で大丈夫です。
もちろん、Tシャツと短パン、ビーチサンダルでも問題ありません。

寺院観光

観光に組み込まれているような寺院へ入る時は特別な注意はありませんが、短パンなど足を出すボトムスはやめた方がいいです。ガイドさんからも注意があると思います。

カマンという腰に巻く布や、スレンダンという腰に巻く帯が必要な寺院には、貸し出しのものも用意されていると思います。
トップスは何でも大丈夫です。

ディナー

普通のレストランのディナーでドレスコードを気にする必要はありません。

ただ五つ星以上のホテルのメインダイニングのディナーやフレンチのレストランでは、ドレスコードはスマートカジュアルがほとんど。

予定がある場合は、女性なら薄手のワンピースを一枚用意しておくといいですね。
男性の場合は襟付きのシャツに長ズボンで十分ですが、できればジャケットを一枚用意しておくことをお勧めします。

間違えてもTシャツ、短パンはやめてください。入店を断られます。
五つ星以上のホテルのプールサイドのレストランでも、水着のままでテーブルにつくことはマナー違反でやんわり注意されます。上にTシャツでもいいので着てください。

2 非日常を楽しもう!

旅行は非日常です。日本でできないちょっとしたファッションの冒険もできます。
しかも南国。普段は着ないようなデザインや色も大丈夫。
せっかくの機会に日本では周りの目を気にして、着てみたいけど着るのを躊躇するような服もどんどん着てください。
バリ島に来ている欧米人を見ていると、皆さん思い思いに楽しんでいるので、着てみたくなりますよ。

2-1 バリヒンドゥー教の正装をしてみる

バリ島の正装

バリ島に来たことのある人なら、バリヒンドゥー教の正装はお馴染みだと思います。

女性は、クバヤというレースやカットワークなどの長袖ブラウスにバティック(インドネシアのろうけつ染)やエンデックなどの織物のカマン(腰に巻く布)。
バリ人女性はここぞとばかり髪も整え、化粧もバッチリ。もともと顔のパーツも大きいので正直誰かわからないくらい美しく妖艶に変身。

クバヤは宗教を問わず、インドネシア人女性の正装です。
イスラム教徒のクバヤもとてもゴージャスで素敵です。

男性はサファリと呼ばれる白いシャツにカマン、そしてウドゥンと呼ばれる頭にかぶる?巻く?もの。
いつもはよれよれ、もしくは上半身裸でウロウロしている人も変身。
ギャップは相当なものがあります。

クバヤは女性にとっては晴れ着です。
大きなウパチャラ(祭事)の前には皆さんオーダーで作ります。もちろん流行もあります。

一時半袖のクバヤが流行った時は、お寺からかなりのクレームがあり、半袖のクバヤではお寺に入れないという所も出てきて、流行は早々と収束。
そして、フィギュアスケートの衣装のようなスケスケ、スパンコールのクバヤが流行った時もあります。

この女性の衣装。オーダーでなくても、既製品もあります。
私も旅行者の頃、一式買って着ていました。
物にもよりますが、一式5,000円以内で揃うと思います。

日本人がクバヤを着ていると、バリの人たちは本当に嬉しそうに話しかけてくれます。そして手放しで褒めてくれます。
オーダーではないので身体に合っていなかったり、着こなしも上手くはないのに。
周りに人が集まってきてみんなで褒めてくれます。
そして、ここはこうした方がいい、とかみんなで直してくれることもあります。

クバヤを着ることでバリの人たちとの距離は縮まり、ウパチャラに招いてくれたり、レストランではいい席に案内してくれたり、バリ島の旅行が格段に楽しくなります。

私達日本人も同じですよね。外国人が慣れない着物を来て嬉しそうにしていると、こちらも嬉しくなりませんか?
自分たちの文化を外国人が認めて楽しんでくれるのを見るのは、誰でも嬉しいものです。

その嬉しさをバリ人は隠さず見せてくれます。本当に感じたことをそのまま表現する率直さは見習いたいと思います。

クバヤはバリ人女性の第一正装。
レンタル衣装も有るので、一度チャレンジしてみてください。
必ず、バリ人のとろけるような笑顔を見ることができますよ。

2-2 五つ星以上のホテルに泊まるなら

バリ島にはたくさんの五つ星ホテルがあります。もちろん服装の制限はありません。
日本人の常識の範囲内で十分です。

でもディナーをメインダイニングでとるとか、クラブカテゴリーのラウンジでのカクテルタイムなど、ファッションを楽しむ機会はあります。

特に大晦日にはガラディナーやカウントダウンパーティーに参加することが宿泊条件のホテルも多いです。
ホテルのボールルームでのディナーや、ビーチフロントのホテルなら屋外でのパーティーなど様々なイベントがあります。

うるさいドレスコードはありませんが、せっかくのチャンスです。
日本なら尻込みしてしまうようなドレスも、バリ島なら大丈夫。
欧米人のゲストは思い思いにドレスアップして参加します。地味だと却って目立つくらいです。

バリ島には格安でカクテルドレスが売られています。日本では着ていくところがないかもしれませんが、ドレスを着てみたいと思う女性も多いと思います。
バリ島では少々派手なドレスでも目立ちません。

私達もホテルの屋外のガラディナーに参加したことがあります。
かなり派手なドレスでしたが、もちろん欧米人のゲストも皆さんドレスアップ。
お互いドレスを褒めあったり、どこで買ったのかなど女性達の話は万国共通。

そしてホテルのスタッフはなぜか私に「素敵なドレスを着てくださってありがとうございます」と⁇
聞いてみると、日本人は大人しいゲストが多いので同じアジア人として嬉しかった、らしい。
席も一番いい席に案内してくれました。

ドレスはちょっと…という人は、こんな時にクバヤを着るというのもいい選択です。バリ島の第一正装ですから。
何より欧米人より日本人の方がクバヤは似合います。

パーティが始まってしばらくして、若い日本人の数人のゲストがやってきました。
服装はといえば、Tシャツに短パン、ビーチサンダル。
もちろん屋外のパーティなので断られることはありませんが、彼らも場違いな感じに戸惑っている様子でした。
これも勉強!

パーティが終わったあとも、カウントダウンまでスタッフやお客さんと一緒に楽しんだ年越しでした。

服装くらいでもっと楽しめるなんて、と思われるかもしれません。
でも人間は案外単純です。
ドレスアップすればかなりテンションも上がるし、なぜか自信も湧いてきます。
自分の気持ちが変われば周りの人の目も変わります。特に女性の方は是非ドレスアップしてバリ島の非日常を楽しんでください!

まとめ

バリ島旅行で服装に悩むことはありません。
でもせっかくの非日常。日頃できないことをやってみるのも楽しみの一つ。
そしてそれが周りの人をも笑顔にしてくれる。楽しいと思いませんか?

特に女性の皆さん!いくつになってもオシャレ心は永遠です。
ただチャンスが無いだけ。
日本にいると周りとの調和を優先して、自分の着たいものではなく、ふさわしいと思われるものを着ていませんか?
バリ島でオシャレ心を解放しましょう!

-生活の話

Copyright© 強く生きていく。 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.