生活の話

バリ島移住に絶対欠かせないインターネット、バリ島の通信事情

もしインターネットがこの世の中に無かったら、バリ島リタイアメント移住はどうなっていただろうか?、と考えることがあります。

もちろん、無ければ無いで人間どうにかするよ、と言われればその通り。でも海外移住をする人は今より少ないだろうと思います。

私達がバリ島に移住した頃は、まだスマホも有りませんでした。

もちろん無料通話アプリも有りません。

日本との連絡は国際電話かメール。

それが今では簡単に日本へ、しかも無料で電話ができるなんて!

隔世の感があります。

バリ島に移住する人にとって、日本にいる時よりもっとインターネットは重要になってきます。

シニア世代と言えども、パソコンはともかくスマホは使えなければ生活できません。

無料通話アプリやメールは必須です。

わからない、とかもう歳だからとか言っている余裕はありません。

日本総領事館からの情報はメールで届くので、メールができないと、大切な情報を取り逃がすこともあります。

そんな私達を支えてくれるバリ島の通信事情です。

1 携帯電話

私達がバリ島に来た頃、ちょうどバリの人が一人に一台携帯電話を持つようになった頃です。もちろん、電話とSMSのみ。

それでもバリ人にとっては画期的なことでした。

固定電話はインフラの脆弱なインドネシアでは、会社や商売をやっている家、お金持ちの一部の家にしかありませんでした。

他の発展途上国と同じように、携帯電話が普及し始めたら、固定電話を引く段階は飛び越えて一人一台の携帯電話時代に。そして今や一人に一台のスマホ

当時はカメラを持っている人が少なかったバリ島。スマホにはカメラも付いています。

バリ人は皆んな自分大好きなので、セルフィーも大好き。なぜか自分の決めポーズを持っています。

SNSも大好き。そして噂話も大好き。何かの行事や、どこかへ遊びに行ったら、まず写真撮影。そしてすぐにSNSに投稿。私は皆さんが満足するまで待つのみ。

日本人と同様に、バリ人にとってもスマホは手放せないものになりました。

1-1 sim とPulsa(プルサ)

simカードって何?

simカード。携帯電話会社で月契約したスマホを使っている日本人には、あまり馴染みのない言葉かもしれません。

もちろんその使っているスマホにも入っています。

simカードとは、電話番号や識別番号の情報が入っているICカードです。スマホは工場出荷時はsimカードは入っていません。

日本の携帯電話会社でスマホを契約する時、simカードを入れてアクティベートもして渡してくれますから、知らないのも当たり前ですよね。

日本以外の国では、インドネシアも含めてsimフリーのスマホです。

他の電話会社のsimカードと入れ替えれば、違う電話番号で使うこともできます。

日本で使っているスマホも、simカードを入れ替えればバリ島でも使えます。

ただ日本の携帯電話会社と契約したスマホのsimはロックがかかっているので、simロックを解除してもらわなければ、simを入れ替えても使えません。

もしバリ島でも今使っているスマホを使おうと思えば、必ず契約している電話会社でsimロックを解除してもらってください。

外国人がsimを買う場合

simは携帯電話会社、街のsimを扱っている店、空港でも買えます。値段は100円台。

予めプルサが入っているものも有ります。

simには電話番号が割り当てられていますが、使うためにはアクティベート(番号登録)が必要です。

外国人がsimカードをアクティベートするには、電話会社に行く必要があります。

電話会社のカウンターにパスポートやKITASなどのIDを持って行ってアクティベートしてもらい、やっと使えるようになります。

もちろんsimカードを入れなくても、Wifiにつなげはインターネットや無料通話アプリは使えます。

以前はどこでもアクティベートできましたが、数年前からインドネシア人も含めて、simカードの登録が厳しくなりました。

1-2 バリ島の通信会社

最大手の、Telekomsel、XL、Indosatなど。

エリアによって電波の状態が違うので、実際に使っている人に聞いた方がいいと思います。

Pulsaを入れよう

simカードを買ってアクティベートも済みました。でもPulsa(プルサ)を入れなければ使えません。

プルサといえば、電気料金の時にも出てきましたね。

プルサを買う、というのは料金をチャージするということ。

携帯電話から始まった、前払いのシステムです。

プルサはどこでも買うことができます。

電話会社はもちろん、近くの雑貨店でもコンビニでも、銀行のATMでも。個人でも売っている人がいます。

プルサを購入する時は購入金額よって、数千ルピア(数十円)の手数料がかかります。

私達が移住したばかりの頃は、逆にPulsaを買うと割引がありました。

有効期限が切れると使えなくなりますが、時間を置かずにチャージすればまた使えるようになります。

有効期限前にはSMSでお知らせがありますので、切れる前にチャージしてください。

有効期限とプルサの残高を知りたい場合、

Telekomselなら、✳︎888#に電話すると確認できます。

こんな感じです。

残りのプルサがRp.93,953、有効期限が2021年6月14日という意味です。

私はまだ3Gを使っていますが、普通は4G。電話会社によってはLTEも有ります。

突然のブロックに注意!

2018年から、インドネシアで携帯電話番号の再登録をしていない番号は使えなくなる、という規則ができて、2017年、人々は本当にそうなるのか疑心暗鬼ながら再登録しました。

していない人はやっぱりブロックされたようです。

そして去年から今年にかけて、外国人の携帯電話番号が突然ブロックされて使えなくなる、という事態が起きました。

ここはバリ島、もちろん何のお知らせもなく。

電話会社の窓口に行けば解除してもらえます。

日本人の間ではブロックされる前に再登録した人もいたようです。

一年に一度は外国人は再登録しなければならないとか、色んな情報がありますが、真偽のほどはわかりません。

なぜなら私の番号は二つともブロックされていませんし、現在ではブロックされたという話も聞きません。

もしブロックされたらパスポートやKITASを持って、携帯電話会社へ行けば解除してもらえます。

日本人はトラブルがあると、まずスマホの方を疑いますが、バリ島では通信状態やこんな想定外の問題に原因があることが、圧倒的に多いです。

もちろんこの規則は、テロ防止と増え続ける携帯番号を整理するため、という目的で作られたものですが、インドネシアお得意の法律や規則はすぐに作るけど、周知徹底と運用がいい加減というお国柄のため、そのうちなし崩しという運命をたどるのでしょう。

そしてまた思い出した時に、運用再開という、まことに迷惑なことになるのでしょうか。できればずっと忘れていてほしいものです。

1-3 インターネットはパケットで

スマホでインターネットを使う時はパケットを購入して使いましょう。

インターネットとSMS、通話がセットになったパケットも有ります。ギガ数によって違いますが、普通の使い方なら1ヵ月のパケットでも千円台の料金ですみます。

プルサが入って入れば、普通にインターネットを使うこともできますが、とんでもない料金になります。

1日、1週間、1ヵ月のパケットも有ります。

パケットの種類や購入方法は会社によって違うので、simを購入する時やアクティベートする時に教えてもらいましょう。

Telekomselは✳︎363# に電話すると、インターネットのパケットの種類が出てきますので、希望のパケットを購入すれば使えるようになります。

使えるようになると、SMSで有効期限などのお知らせが来ます。

最初は戸惑うと思いますが、慣れれば簡単です。

2 Wifi

バリ島でも家庭用のWifiが充実してきました。光ファイバーの回線もあります。

NHKワールドプレミアやwaku waku japanが見られるケーブルテレビとWifi、固定電話のパケットが一般的です。

料金はチャンネル数やインターネットの容量によって違いますが、1ヵ月¥5,000以内で使えます。

Uboxで日本のテレビ番組をほぼオンタイムで視聴している人もいますよ。

家ではWifi、外出先では携帯電話会社のパケットを利用している人が多いと思います。

2-1 Wifiがない所の方が少ない

バリ島は外国人観光客も多いので、以前からWifiの使えるお店はたくさんあります。

コンビニでもショッピングモールでもレストランでもWifiは有ります。

大体のお店は、買い物をしたり食事をすれば無料で使えます。お店に人にパスワードを聞いてください。

2-2 ポケットWifi

もちろんポケットWifiも各社有ります。

これもsimカードで、プルサを入れて使います。

1ヵ月単位でギガ数によって料金は違いますが、携帯電話会社の1ヵ月のパケットの料金とあまり変わりません。

デスクトップパソコンを使う人は、USBケーブルで繋げばインターネットが使えます。

3 日本で買ったスマホを使う時の注意点

上述しましたが、日本で買ったスマホをバリ島で使う場合は、simロックを解除してください。

2020年になって、スマホの海賊版排除のため?スマホの製造番号(IMEI)の登録を義務付ける法律ができたという情報がありました。

もし登録しないとまたブロック!

私のスマホも日本で買ったものですが、今のところ問題なく使えます。

今後海外から持ち込んだスマホがブロックされるのか、今使っている海外で買ったスマホの扱いがどうなるのか、まだ情報がはっきりしていません。

まだはっきりしたらお知らせします。

まとめ

ちなみに我が家の通信事情は、経済状況を鑑み、インターネットは基本スマホのみ、必要ならポケットWifiをデスクトップに繋いで。

テレビはMNCヴィジョン(旧 インドヴィジョン)でNHKワールドプレミアとWaku Waku Japanを見る、という環境です。

私達が来た頃はノートパソコンをお店のWifiで使う、通信会社のモデムをUSBに繋いで使う。(通話のできない携帯電話を繋ぐような物)まだCDMAで時々エッジになるという状況でした。

我が家もそれを使っていたんですが、高い!遅い!繋がらない!それでも日本の情報収集や連絡には必需品でした。メール一通送るのにどれほどの時間がかかったことか。

今は本当に便利になったというのが実感です。

パケットも自分の使用状況で選択できます。

でも、この自分次第で選べるようになった、というのは以前のバリ島の生活からは考えられないほどの進歩なんです。

今後は日本並みの快適な通信環境になるか?

期待しないで待つことにします。

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