生活の話

シニア世代が安全に生活するためのバリ島治安対策

海外で生活するには当地の治安も考える必要があります。しかも、世界有数の治安の良い日本からの移住です。もちろん賢明なシニア世代は無茶なことや、自ら危険な行動をとることはないと思います。

しかし価値観も文化も違う外国では、治安に関しても日本の常識や経験は通用しないこともあります。大切なことだけに、今更のように感じるかもしれませんが、今一度考えてみましょう。

1 バリ島の治安

1-1 バリ島の治安は悪いのか?

良いといえば良く、悪いといえば悪い

「バリ島の治安はどうなの?」と聞かれれば、なんとも心もとない答えで申し訳なのですが、こう答えるしかありません。

バリ島で犯罪に巻き込まれたり、怖い目にあった人なら、治安が悪い、と言うでしょう。そんな経験のない人なら、治安は良いというでしょう。寸借詐欺まで犯罪に含めると、相当治安は悪くなりそうですが。

ただ、旅行ではない移住となると、旅行者では巻き込まれないであろう犯罪の危険も考えなければなりません。

理由のわからない犯罪は少ない

日本では昨今、動機のはっきりしない犯罪が増えているように感じます。

誰かを傷つけたかったとか、誰でもよかったとか、訳の分からない理由で人に危害を加える。

バリ島では私の知るところその手の犯罪はないように思います。大体はお金絡みとか、相手を恨んでいたとか男女関係とか、動機はわかりやすい。

もちろんテロのような無差別な犯罪もあります。バリ州は厳重なテロ対策を講じています。あまりニュースにはなりませんが、水際で阻止した事案も有ります。

1-2 バリ島の犯罪の種類と傾向

犯罪の種類

ポイント

  • スリ、引ったくり
  • 空き巣、強盗・傷害
  • 殺人
  • 詐欺
  • テロ

以上が、外国人が巻き込まれる可能性が高い犯罪といえます。

犯罪の傾向と対策

スリ、引ったくり

歩行中は手荷物に注意する。知らない人に話しかけられた時は、手荷物にも注意してください。特に相手が複数の場合は危険です。言葉の問題もあって、会話に集中しているうちに、貴重品をバッグから抜き取られたりします。

歩行中、後ろからバイクで引ったくられるという事も多いので注意してください。もしそんな状況になったら、荷物は諦めてください。引きずられて怪我をしたら大変です。歩きスマホも厳禁!スマホで地図検索をしている時は、特に注意してください。

空き巣、強盗

空き巣被害は多いです。家に多額の現金を置かない、施錠をしっかりするなど、日本と同じ対策ですね。お手伝いさんを雇う時は、よく調べてから。

お手伝いさんが実は窃盗犯だったとか、雇い主の留守中に友達を招き入れて、その友達が盗んだとか、お手伝いさん絡みの窃盗もあります。できれば信頼の置ける人や、きちんとした派遣業者から紹介してもらいましょう。

人を疑うのは辛いですが大事なことです。貴重品を寝室に置いて、寝室の掃除は自分達でする、という方法もいいと思います。もちろん施錠は必要です。空き巣なら物だけで済みますが、強盗となると身の危険もあります。対策は日本と同じです。

最近ではCCTV(防犯カメラ)を付けているお宅も多いですね。抑止力にはなると思いますが、日本のように警備会社が駆けつける、といったサービスはありません。就寝時は寝室にも内側から施錠を。鍵穴に鍵を挿しておけば、外から開けるのは困難です。

車やバイクを交通手段に使う人は、帰宅して駐車する時に狙われる事があるので、周囲に不審な人がいないか注意しましょう。

傷害、殺人

傷害事件はそれほど多くありません。引ったくりや窃盗に会った時、抵抗して受傷することが多いので、命を守るためにも、抵抗はしない方が賢明です。

殺人事件に関しては数年前、リタイアメント移住のご夫婦が被害に遭われた事件がありました。気をつけていてもどうしようもない時はあります。昼間でも門扉やドアの施錠はした方が賢明です。

詐欺

詐欺は頻繁にあります。小さい金額から結構な額まで。手口は世界共通。色気を出したら引っかかりますよ。その中でも振り込め詐欺は多いですね。

私達が移住したばかりの頃は、プルサ詐欺のショートメールがよく来ていました。「ママ、電話番号を変えたから、この番号にプルサをRp.25,000送って!」というような内容。これに結構バリ人は引っかかりました。バリ人はとにかく詐欺に引っかかり易い。宛名なしで、知らない電話番号からショートメールが来て、知らない名前の人の口座に、日本円で数千円を考えずに振り込む、なんて考えられますか?私の番号にも時々来ますが、「口座番号1234567。Rp.500,000振り込んで!振り込んだら連絡ください。(送信者の名前)」厚かましいにもほどがある! 詐欺と呼ぶのもおこがましい。これにも引っかかる人がいます。全くもって理解不能。日本人なら引っかからないでしょう。

テロ

これは本当に許しがたい犯罪です。宗教絡みのテロなど、理解したいとも思いません。社会の情勢にも気を配って、政治的な動きがある時は、人の集まる所や、政府機関、警察や軍隊の関連する機関に近づかない、これしかないように思います。

2 犯罪に巻き込まれないために

やはり近所付き合いは重要

特に街中に住む場合は、Gang(路地)の付き合いは大切です。

人目というのは犯罪者にとっては怖いもの。わざわざ人目につく家に入ろうとは思いません。Gangの暮らしは防犯には有効だと思います。詐欺まがいの訪問販売も、事前に情報が回ってくる事もあります。そのためにも、日頃からご近所との付き合いは大切にしましょう。

郊外で閑静な場所に住む場合は、昼間でも施錠を。CCTVの設置や犬を飼うことは抑止力になると思います。犯罪者も、わざわざリスクの高い家を選ぶことはないと思いますから。

在留届を出そう

長期滞在をする時は、総領事館に在留届を出しましょう。3ヶ月以上滞在する場合、届け出が義務付けられています。メールアドレスを登録しておけば、犯罪の事例など色々な情報を知らせてくれます。

インターネットでも在留届は出せます。デンパサール日本総領事館と検索してみてください。

緊急事態に助けてくれる人を確保する

バリ島での協力者を作りましょう。困ったことがあれば、なんでも相談できる相手を確保しましょう。もちろん日本人でも、バリ人でも構いませんよ。

リタイアメント移住者の中には、頑なに日本人とは付き合わない、というスタンスの人もいますが、そんな人はバリ人の協力者を確保すべきです。人間、一人でなんでもできるほど強くも賢くもありません。

3「外国人は被害者」の時代は終わった

外国人が加害者になるということ

この数年、新聞で外国人絡みの事件の記事を目にすると、ちゃんと読まないと、外国人が被害者なのか加害者なのかわからないことが増えて来ました。

以前は、外国人絡みの記事は外国人が被害者のケースが殆ど。それが今では見出しだけだと、え、どっち?ということがあります。もちろんこれは私の語学力の問題もあります。

外国人が起こす犯罪で多いのは、麻薬関係やスキミングなどの犯罪。インドネシアをバカにしてるのか、頭が弱いのか、国際郵便で薬物を受け取ろうとしたり、何キロもの麻薬をハンドキャリーで持ち込もうとしたり。バレるだろう!

スキミングはATMに細工をしたり、銀行のコンピュータに侵入して顧客の預金を抜き取ったり。結構な頻度でニュースになります。荒っぽい例だと、ATMを壊して現金を盗むとか。

私はATMを利用する時は、営業時間内で、銀行の支店に併設するATMしか使わないようにしています。無人のATMやショッピングモールのATMも有りますが、使いません。

その他には、詐欺、窃盗、青少年に対する性的な犯罪。宗教施設などへの冒とくなど。全く目を覆いたくなる所業。日本人も少ないとはいえ、時々拘束されています。

被害者にも加害者にもならないようにしたいものです。

日本人としての矜持を持つ

外国に住むなら自国に住む以上に、法律や規則を遵守し、その地に敬意を払うというのは基本です。自国なら犯罪を犯しても追い出されはしませんが、外国なら追い出されるということを自覚すべきです。それができないなら来るべきではない。

彼らのような不届者がいるために、外国人に対する規則が厳しくなり、引いては真っ当に暮らしている他の外国人の自由すら脅かしています。迷惑です。

日本人なら、そんな人達と同類にはなりたくないですよね。どこであっても、日本人の矜持を持って暮らしていきたいものです。

まとめ

時として不測の事態は起きます。しかも突然。これは世界共通です。いくら気をつけていても、巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。

でも、もし防げるものであるなら防ぎたい。災害同様、自分の身を守るためにできることはしましょう。

そして、もしもの時は大きな声で助けを求めましょう。バリ人はきっと駆けつけてくれます。大きな声を出す勇気、必要です。

-生活の話

Copyright© 強く生きていく。 , 2022 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.